プログラミングを勉強する上で欠かせないのが本。
ただ、書店に行ってみると数が多すぎるしどれを選べば良いか分からない。
Amazonの口コミを見ても数が少なくて判断できない。
数冊まとめて購入できれば良いけど、技術書は1冊の値段が高価で簡単に何冊も買えませんよね。
だからこそ、慎重になるのは分かります。
恥ずかしながら私も1時間以上立ち読みして、結局今の自分に合った本がどれなのか当時は分かりませんでした。
そこで、今後入ってくる業界の後輩には、私と同じ時間の無駄をしてほしくないので、最低限読んでおけば良いと感じた『プログラミング初心者におすすめの本』を厳選して紹介します。
大前提
実際に開発環境を自分で構築し、プログラミングを書いたことがある人向け。
もちろん、プログラミングを始める前の人向けに読んでほしい本もありますが、ここで紹介するのは主にプログラミングに少しでも触れたことのある人が対象。
プログラミングって何?美味しいの?というレベルの人がいきなり本を読むのはやめとけ。と言いたいです。
プログラミングって何?という人には、まず簡単なプログラミングサイトでプログラミングに触れることを推奨します。
本を読む前の心構え
真面目な人に陥りがちなのが、本を始めから最後まで全て読もうとする行為。
プログラミングでこの読み方をすれば挫折間違いなしです。
読む前に「この本を読むことで何を得たいか」「読む目的を明確」にして読みましょう。
赤に注目しながら町を歩くと、赤が目に飛び込んでくるあのイメージです。意識大事。
初学者の時、プログラム”言語”というくらいだから、英語みたいに単語を暗記すれば良いと勘違いしてました。
呪文のような長いコードを覚える必要はありません。
Javaでの例)
public static void main(String[] args)というような書き出しや、
System.out.println(“hello, world”);を覚える必要はありません。
あまり詳しく上記を解説すると初学者にはややこしくなるので省きますが、メソッドが必要なんだな。出力を意味しているんだな。と理解することが大事です。
何故なら、出力ってどう書くんだっけ?という時に「グーグル先生に聞けば良い(ググればOK)」なんです。
プログラマーにはグーグル先生という最高の先生がいます。
自分の脳にインデックスしていくイメージです。
書き方はググる、意味や仕組みを覚える。を意識しましょう。
プログラミング初心者おすすめ本【言語共通】
プログラミングの初心者向けにおすすめの本を厳選して紹介します。
まずは言語問わず共通しておすすめ出来る本となります。
プログラミングは読むのも仕事「リーダブルコード」
絶対におすすめしたい一冊が「リーダブルコード」。
いきなりはぁ!?ってなったかもしれません。
俺はプログラミングを書きたいんだよぉ!
なんで読む本勧めてる?とツッコミたくなる気持ちも分かります。
しかし実際に業務の内容、ポジションにもよると思いますがコードは書いてるより読んでいることの方が多かったりします。
個人的には7:3で読む:書くの比率という体感値です。
そして出来るプログラマー、エンジニアほどコードを読むこと(理解)を重要視していて、出来ないプログラマーほどとりあえず書いてみて、なんとなく動かしているという印象を受けます。
この本はそういった読む技術や、書くための基本的ルール、コメントの付け方に詳しく触れています。
コメントなんて分かればいいじゃん。という人もいますが、コメント超大事です。
そんな事ないでしょ!?
と思われるかもしれませんが、コメントが無いと昨日書いた自分のコードが読めない!という事が起こります。まじで。
そして業務では当然、あなたの書いたコードを先輩や他の人に読んでもらいます。
もちろん「他の書いたコードをあなたが読んで修正する」という業務も発生します。
その際、コメントが無い、または不親切。コードが汚い、(ネーミングが適当)だとマジで殺意が生まれます。
ずっと手元に置いておく本です。半年から1年位経ってから読んで欲しい。バイブルとも言える本。
Webに関わる仕事に就きたいなら必読「イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本」
Web系の就職に就きたいと考えているなら絶対に読んでおきたいのが「イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本」
イラストで文系でも分かりやすく書かれており、ITでは頻繁に出てくる「横文字」をイラストで解説してくれている。
全体的にWeb技術はこういった風に使われていると全体をイメージするのにおすすめ。
普段なんとなく使っている身の回りに関してもどうやって動いているのか理解できる本。
プログラミングをこれから初める人向けに考え方が身につく「プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう」
超初心者のための本です。
特に文系の人にはプログラミングに対しての考え方が身についていないケースが多いので、考え方を初期段階で身につけるのは今後の成長に大きく左右します。
全くプログラミングに触れておらず、これからプログラミングを勉強したい!という人がいきなり本を読むことは挫折に繋がリ易いのでおすすめできません。
Progateとかでとりあえずプログラミングに触れてみることをおすすめします。
Javaおすすめ本
プログラミング初心者向けにおすすめの本を1冊紹介します。
Javaを勉強する上で必ず付きまとってくる「オブジェクト指向」に対してゲームドラゴンクエストの様な例えでモンスターA,B,Cを作り出すにはどうしたら良い?
勇者や魔法使いは「魔法」など職業別オリジナルコマンドがあるが、どうやってプログラミングでは作っていくかがイラスト入りで分かりやすく解説されていいる。
ちなみにこの続きの実践編がありますが、不要。
この本が理解できているならおめでとうございます。初学者卒業です。
さらなるスキルアップに向けて「Java本格入門 ~モダンスタイルによる基礎からオブジェクト指向・実用ライブラリまで」を読んだ方が良いです。
というよりも、実際に何か簡単なもので良いので「作ってみる」事をおすすめ。
Ruby初心者・中級者向けおすすめ本
プログラミング初心者がこれからRubyを始める上でおすすめの本は「作りながら学ぶRuby入門」です。
正直、私は読んでいませんが何故、おすすめできるかと言えば、Rubyをメインとした開発を行う企業へ常駐した際に、書籍の話になりおすすめしていたのがこちらの本だったからです。
実際に立ち読みしてみましたがRubyでプログラムを作るという明確な目的があるのでおすすめ。
ちなみに膨大なページ数なのでKindleではなく、本を推奨。
私はJava→Rubyに進んだので読んだことのある本を推奨するなら「プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで」がおすすめです。
通称「チェリー本」ですが、ある程度の知識があり、Rubyをさらに勉強したいという人向けです。(入門とあるがレベルは入門ではない)
Pythonおすすめ本
プログラミング初心者がこれからPythonを始める上でおすすめの本は「スラスラわかるPython」です。
正直私には、既に別の言語を習得していたのでさっと読んだ程度ですが、これから人工知能や機械学習の分野に興味があり、本格的に進んでいきたい。けど、プログラミングは初めて。という人にはピッタリ。
ただ、人工知能や機械学習方面に進んでいくなら、数学の勉強を同時に進めた方が結果的に近道だと思います。(私のように文系出身なら)
C,C++おすすめ本は無し!文系なら無理
文系でいきなりCやC++はやめとけ。
悪いことはいいません。
文系未経験なら難易度が高すぎます。
他の言語を勉強してから次のステップとして勉強するのを激しく推奨します。
よほどの才能が無い限りまず間違いなく挫折します。
どうしても作りたいものがある!という人は大丈夫ですが、このサイトの対象である「文系未経験からプログラマーに転職したい」というあなたが触れる言語ではありません。
C#は本よりサイト学習がオススメ
正直完全初心者向けにオススメできるC#の本は無い。という印象。
Amazonで「C# 初心者」と検索したらそれなりにレビューはあるので参考にしてみては。
私としては一週間で身につくC#言語の基本 というサイトで学習を推奨したいです。
webプログラミング初心者 本のおすすめ
webプログラミングで初心者におすすめの本を尋ねられると正直かなり迷います。
というの「Webプログラミング」という定義がかなりその人によって曖昧だからです。
特に初学者にとってはWebプログラミングイコール下記だったりするから。
- ホームページの制作
- TwitterやInstagramなどのSNSを
- 楽天やZOZOなどショッピングサイト
- Webサービス全般(Webで出来ること全部)
一番良いのは自分がイメージしているサービスを作っている企業の求人案内のページを確認し、推奨している言語を確認することです。
そこで初めて
- HTMLやCSS
- JavaScript
- PHP
というように具体的にあなたが就職に向けて習得必須の言語が明確になります。
とは言っても、冒頭で紹介した「イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本」やHTMLを知らないのなら「これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん」
「スラスラ読める JavaScript ふりがなプログラミング」あたりはWeb系に進むなら必須とも言えます。
本気で突き詰めている人はめっちゃ凄い!
私はHTMLやCSSが苦手なので痛感します。
swiftおすすめ入門書
プログラミングの初心者でいきなりswiftを勉強したいという人は、おそらくiPhoneアプリを開発したいというお考えだと思います。
Andoroid開発でKotlinを学びたいという人と同じですね。
iOSのバージョンが頻繁にアップデートしているように、本はなるべく最新を購入することをおすすめします。
swiftの本だと高橋京介氏の著書が人気ですが『絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発「超」入門』だけでも私の知る限り1年に1回くらいバージョンアップし出版されています。
必ず最新版を確認し購入しましょう。
【最後に】プログラミング本で勉強が捗るアイテム

最後にプログラミングを勉強する上で本を購入したらおすすめしたいのが「ブックスタンド」です。
というのもプログラミングを勉強する上で必ずやってくるのが「写経」です。
書籍に書かれているコードをそのままタイピングしていく作業ですが、その際にブックスタンドが無いとかなりストレスとなります。
普通なら本の上にオモリを置けば大丈夫なんですが、プログラミングの書籍は300ページ以上がざら。
下手すると500ページに及ぶ書籍も。
だからこそ写経をする上で書籍を開いておく為におすすめしています。
基本的にはブックスタンドなら何でも良いですが下記が購入基準となるでしょう。
- ある程度重さに耐えられるタイプ
- 角度を何段階か調節できるタイプ
私が使っているのがこれです。本の値段以下で未だに愛用しています。
お役に立てれば幸いです。
批判になるのでここでは書けなかった「買う必要のない」書籍にも何度も当たりました…
これ、購入して大丈夫?という不安があったら問い合わせフォームよりご連絡ください。
可能な限り返信していきたいと思います。
また、書籍ですが必ず新書で購入する必要はありません。
正直高いので、今回おすすめした本が「メルカリ」や「ブックオフ」など中古で安く売っていたらそちらを購入しても問題ないです。
少しでも実際にプログラマー、エンジニアとして稼げるようになるまでは節約しましょう。